日本での電子機器開発の進むべき道

近年、日本の電子機器や家電製品を生産販売するメーカーの不振が続いて来ました。

これは、電子機器開発において差別化が困難で、新興国でも生産販売が可能なデジタル化・コモディティー化が進展した携帯電話やスマートフォンやパソコンで堅調です。こうした中で、アメリカのスマートフォン大手は、世界で高シェアーを確保しています。これは、生産は委託を前提に、ユーザーを引き付ける商品コンセプトとOS開発の中で差別化すると言う戦略が奏功した事に因り、この地位を確保できていると言えます。

しかし、こうしたセンスやソフトに関しては日本企業はあまり得意とは言えず、これに追従したり、追い越す事を目指す事は難しいと思われます。日本の電子機器メーカーの特徴は、モノづくりであり、やはり開発や生産の現場力にあるのです。この現場力を活かせる分野へのシフトを進める事が、当座の日本の電子機器メーカーの方向性の1つと言えるでしょう。

電子機器の品質を決定づけているのは、電子機器開発における設計品質・安全性設計・信頼性設計であり、生産現場でのものづくり品質なのです。日本の電子機器メーカーの強みはここにあり、これを強く要求される分野へシフトする事が特長を生かす事となるのです。こうした分野の代表が、自動車関連です。

自動車のEV化、各種自動運転等の安全性に関わるシステム化は、まさに電子機器メーカーの需要が増大する事であり、さらにこうした自動車の走行性能に直接影響する分野は、極めて品質や信頼性が求められる分野です。日本には、世界的に高シェアーを誇る自動車メーカーも多く、この点でも有利と言えるでしょう。日本の電子機器開発力やモノづくり力を活かせる分野へのシフトを、まずは着実に進めるべきだと言えるでしょう。

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