中小・中堅企業での電子機器開発の1つの方法

電子機器開発は、電子・電気系の大学を卒業すれば、だれでも設計できる思われる方が居られるかも知れませんが、決してそんなに簡単なものではないのです。

電子・電気回路の学問は、その回路を分析する事が中心であり、設計する事は少ないのです。また実際に回路設計するのは、どの様なデバイスを使って構成するかと言ったノウハウや経験も必要なのです。しかも回路にも多種多様なものがあり、各回路設計においても、専門的に経験を積む事が必要なのです。

大量生産を行う大企業での電子機器開発の場合には、こうした各回路設計に長けた人材を集め、それに機構設計の技術者も加わりチームを組んで行うのが一般的です。しかし小ロット生産が中心となる中小・中堅企業では、多くの技術者を掛けて設計開発する余裕も人材もいないのが実態です。こうした中小・中堅企業での電子機器開発の1つの方法として、企画された電子機器の回路構成全体を考え、これをブロック図で表現する事を自社の技術者が行います。

そしてこのブロック図の電源部、信号処理部、表示部、音声出力部等の回路ブロック毎に市販のブロック製品を購入するか、それぞれの回路に長けた専門企業に設計を委託します。こうしてブロック毎に完成した回路を全体としてまとめ、動作確認等を再び自社の技術者が行うという方法です。

アマチュアが趣味で設計するのではなく、製品として販売するのですから、性能や品質はもとより、安全性や信頼性や電気関連の法令を満たした設計が必要であり、自社で各専門技術者を付ける事が出来なければ、こうした外部のノウハウや技術を積極的に活用する事が必要なのです。

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