電子機器開発に見られる組み込みシステム

近年発売されている電子機器の多くは、組み込みシステムを搭載しているため、電子機器開発でも組み込みシステムの重要性が増しています。

組み込みシステムとは、かつてはハード的に実現していた機能の多くを、ソフト的に実現することを可能としたものです。具体的には汎用品のプログラマブルなワンチップマイコンを実装し、各種デバイスをソフト的にコントロールします。

電子機器開発で各種の機能をハード的な回路のみで実現した場合、不具合が発生した時や機能の追加が必要となった場合は、改造や基板の改版が必須となり、少なからず費用が発生すると同時に開発効率も上がりません。

一方ワンチップマイコンの制御プログラムは何度でも書き換えできるため、機能追加や不具合の修正も容易となり、組み込みシステムの導入は電子機器開発の効率化に繋がります。機能のソフトウェア化により、家電においても様々な機能が搭載できるようになりましたが、ハード面の重要性が失われたわけではありません。

制御用の回路は、より小さなものが求められるため、部品の選定や実装は重要となります。但し、実装面積を極小にするため小さな部品を使用した場合、デバッグや改造が困難となるほか、保守の面でも非効率となるため注意が必要です。

組み込みシステムには、基板面積の狭い小規模なものから、多機能を実現するため複数のパッケージを組み合わせた大規模なものまで様々です。

従来は企業向け用途としての製品がほとんどでしたが、近年は簡易な機能に絞ったプロセッサを個人向け用途として基板とセットで販売する業者も出現し、電子工作の新たな趣味の一つとして広がりを見せつつあります。

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