電子機器開発段階での品質管理

最近、日本のものづくりの信頼性が揺らぐ不祥事が発生しています。

しかし、多くの企業は品質管理に対して、現在も手を抜く事無く全社活動として取り組んでいます。品質管理はものづくりの現場におけるものと思われがちですが、実際は先にも記載した通り、全社を挙げての活動であり、電子機器においては、その開発段階から設計品質として厳しくチェックされるのが当然となっています。

電子機器開発は、企画・構想段階で、その商品コンセプトに合わせて、品質目標や信頼性目標が掲げられ、開発の各ステップにおいて、その伸長や達成見込みがチェックされるのが当たり前となっています。電子機器開発で、1次試作が完了すると、その試作機が企画・構想段階の目標値である性能やコストデザインを満たしているかがチェックされます。

これがOKでトップの承認を得る事で初めて次ステップへの移行が認められると言う一般的にパスポートシステムと言われる制度を導入し、電子機器開発の初期段階から、関連部署はもちろんの事、事業のトップが品質チェックに関与し続ける様な制度を取っているのです。これをパスすれば、試作機を多数台試作し、信頼性試験が行われます。

これは耐環境性や耐機械的衝撃等の耐久テストで、これにパスする事で、各メーカーが最低寿命保証とする7年や10年の耐久性が確保されている事を確認するのです。その後には、製造工程で実際に生産し、製造しにくい点や、行程品質を推定し、それが目標値に到達している事を確認して、マスプロに着手するというステップを踏む様に制度化されているのです。それでも、残念ながら市場での初期不良は皆無ではありません。

しかしこうした電子機開発段階からの皮質管理制度が、日本の高品質を維持して来たのです。

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